灰色の空と赤いコスチュームと純白

昨日は映画を見に行ってきた。
失敗したのは、もうクールビズの時期だというのに『見に行くのがデッドプールだから』という理由で赤いニットタイまで締めていったことだ。
天気は曇りときどき雨、陽が出ていない分気温も低いから行けるだろうと思ったわけではなく。
引きこもりゆえの季節感への無理解が原因だった。
半袖のTシャツ一枚の人とかたくさんいたもん。そりゃ間違ってるよな。

めったに外に出ないから、一応折りたたみ傘を持って行こうにも、何処にしまったかわからず、服を間違え、暑い中雨にも降られ、雨が降っているので周辺をぶらぶらする予定も全部潰れてしまって、映画を見る前は割と最悪な気分だった。

ところがだ。

1/20000の確率を引いた。

アルビノを見たんだ。
男だったけど。

白い髪、白い肌、明らかにそれだとわかった。
本人はこんな風に見られたくないだろうけれど、すごかった。
初めて見た。

進行方向が同じだったクソ女が「白っ！？」
とか大きな声で言ってたけれど、さすがに「黙ってろクソ女。バラバラに解体して内蔵を呪術的な力が篭っていると適当抜かして未開地の土人に売りつけるぞ」とは言わなかった。
舌打ちして睨むだけに留めた。エライ。

あー、アルビノって実在するんだなあ。
見れてよかった。

デッドプール１回目のときはあんまり集中できてなかったのかな？ ２回目のほうが面白く感じた。
前回は公開初日だったし、人も多かったから、そっちで疲れてしまったのかもしれない。
とはいえ、IMAXシアターのほうが人は多かったはずだから、やはりIMAXの没入感がすごいということなのだろう。